奈良県議会議員 山下 力
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山下 力の日記
【バックナンバー】
2006年04月21日
認知症と母

 母と同居しています。兄と一ヶ月交代で世話してきました。1917年・大正6年生まれの89歳ですので、ものわすれの進行もかなりのものです。
最初のころは戸惑い、イライラして「どうなってんねや」「どうしたらええのや」と右往左往していたものですが、近頃はすっかり慣れて気楽なお付き合いができています。私の家に来て二・三日もたたないのに夕方になると決まって「ツトム、あした家に送ってや」と言うのです。約二十年前に父親が死んでから十四・五年もの間、自炊していた兄のグラブ工場の二階が自分の家と思い込んでいるんですね。そのつど「月ごとの交代は、オレと兄貴で決めていること。オカちゃんがわがまま言うたら、兄弟がもめるんや」などと説得してきたものですが、もう止めにしました。というのは、翌朝には前日にいうたことを見事に母は忘れているのですから。 
母と暮らす時間がながくなって、つくずく思うことの一つは「認知症」という言葉より「物忘れ症」というほうが当たりやなー、ということです。「痴呆症」は、確かににんげんの尊厳という視点で高齢者に失礼と思うけれども、「認知症」は冷たいひびきで付き合いづらいかんじがするのですがいかがなものでしょうか。

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