奈良県議会議員 山下 力
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山下 力の日記
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2006年06月26日
カリフォールニアの観光と農業を訪ねて

 さる5月21日から29日まで、サンフランシスコ・ラスベガス・ロサンゼルスに行ってきました。評判の芳しくない県議の公費による海外視察であります。三都市の観光行政とカリフォールニアの農業に興味があったからです。間もなく、行った6人のレポートの突合せを終えて、「06年北米地方行政視察報告」として公表する予定です。
 アメリカには過去何回か行っています。今回改めて確認できたのは、民族のるつぼであること、アフリカ系市民はハイクラスな場所で見かけることが少なくダウンタウンで多いこと、アジア系市民は大学生のなかで目だって多いこと、農繁期に農場で働くのはラテン系の移民労働者が主流をなすこと等でありました。
 シスコの町で考えさせられました。人口75万人の四分の一をアジア系住民が占め、その落ち着いた生活環境を守るため企業の流入やビルの高さ制限等で規制が多いという。そして、都会の発展と憩いの場となりうる芸術空間の融合を大切にしながらその個性豊かな文化と伝統を守り続けているとの評価があります。周辺に、カリフォールニア大学バークレー校やスタンフォード大学、シリコン・バレー等があってインテリの集中している町との評判もあります。同性愛者が全米で一番という現実とどう関連しているのでしょうか。
 我々の視察地にラスベガスが入っているというだけでブーイングが鳴り響きました。「公費でバクチ旅行か」という反応です。しかし、この地をぬいて観光行政の勉強にはなりません。昨年の観光客は3800万人、客室数13万余のホテル稼働率は89,2%でもちろん全米で一番です。4・5年のうちに3万室増やす計画があるとか。私が驚いたのは、コンベンションと展示会の開催が年間で4000件を超えているという事実です。また、アリゾナ州北西部に位置する大峡谷・グランドキャニオンやフーバーダムの玄関口としてのアトラクションにも力をいれて家族ぐるみのリゾートへの発展をめざしているとか。
 観光地の警備で大変化があったようです。あの「9・11テロ」以降、それまでの”目立たないように行動していた”警察が”目に付くように振舞うこと”を機軸に切り替えたというのです。もちろんの事として、警官はツアー客にフレンドリーに接する教育も繰り返しているとのことでした。
 ショッキングであったのは、農業関係者がアメリカの農業の未来に明るい希望をもっていないことでした。コスト高でメキシコや中国との競争に勝てないこと、住宅建設のため農地がへりさまざまな規制が増えていること、なによりも農業後継者が激減していること等のためです。日本と変わらないではありませんか。

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