奈良県議会議員 山下 力
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2006年09月25日
師岡祐行さんを偲ぶ会

 さる9月22日、ホテル セントノーム京都で、過日・6月12日に沖縄で急逝された師岡佑行さんを偲ぶ集いが催され、私も参加してきました。大よそ300人位であったでしょうか、私が顔に見覚えのある人も1割ほどおいでで、にぎやかなたのしい出会いをさせていただきました。唯一不満なのは、いま京都や大阪で露呈されている同和行政や部落解放運動にまつわるお話が挨拶をされたどなたの口からも触れられなかったことです。誰よりも師岡先生が草葉の陰で「異議あり」と叫んでおられるのではと思います。 
 私の手もとに、”1984年3月3日 師岡祐行”と直筆の署名入りで贈呈された「現代部落解放試論」があります。先生はその著書のなかで、”現状認識のための主体的発言”と項を起こして、小笠原亮一著『共にあること』が紹介され、”差別・被差別の呪縛””被差別側の三つの危険“に焦点をあてて詳しく解説されています。今日、われらが運動が自らを切開しなければならない核心を先生は20数年もまえに私たちに示唆していたのです。先生には顔向けしにくいのですが、この著書の中で私がつけた黄色のマーカーと付箋はこの項に集中していました。
 師岡先生は、晩年の米田 富先輩の聞き込み取材を熱心に続けておられました。確か、米田先輩の三回忌にあたる1990年の県連大会で本にすると約束され、実際に『米田 富と水平社のこころ』が世にでたのは2001年の11月10日でした。そのあとがきで,その前年の8月に先生を講師に招いて催した活動者研修会で司会をし、先生と著書の紹介をした故池原茂光君のことに触れ、「ほんが出来上がるのを待ってまっせ」の元気な声が耳に残っていると書き、この本をまず、亡くなられた池原茂光さんに捧げ・・・・と記されています。先生らしいやさしい気づかいがうれしかったです。その池原茂光書記長の七回忌が来月28日に予定されています。月日の流れは残酷なまでに速いものですね。

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