奈良県議会議員 山下 力
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2006年12月04日
柿本知事の唐突な「五選・不出馬」発言

 12月1日に開会された12月議会の初日、その日に予定されていたすべての議案が議了した直後に知事が発言を求め、次の知事選には出馬しない決意であると表明しました。われら県会議員のほとんども、この日になって初めて知らされたことであり、この唐突の発表に多くの県民が「いま、なぜ」といぶかしくおもうのは当たり前のことでありましょう。 
 控え室に戻った私たち議員の手もとに、表明要旨(柿本善也 18,12,1)なるペーパーが届けられました。その要旨は4項目で構成されています。しかし、第1項目にある「出馬要請」は、これまでの慣習として各種団体が主体的・自主的にしていたものではなく、むしろ知事の後援会サイドからの働きかけに応えて出ていたものです。改選時期の予算編成まえになされるかかる「出馬要請」なるものの営みは実に胡散臭いものであり、公平・公正を旨とすべき行政の品格を問われかねないものだと私は思うのです。来年11月まで任期のある柿本知事は、ただひたすらに県民の思いに焦点を絞りきり来年度の予算編成に責任を持つべきではないでしょうか。「出馬要請」に反する決断をすれば申し訳ないことになるなどの心配は、これまで誰のための県政執行であったのかがとわれるのでは。
 柿本知事の「五選・不出馬」宣言で私に強いて理解のおよぶのは、第4項目にある持病のことだけです。"頚部の靭帯が骨化する慢性の持病を有し、万が一にも唐突にご迷惑をかける事態が発生してはいけない”との不安は広く県民の納得できるところであり、私ならこの項目だけに留めおくところであります。しかるに柿本知事は、第2項目で、自分が力を注いだと自負している「やまと21世紀ビジョン」、平城遷都1300年記念事業、新観光戦略を新たな県政のステージと位置づけて、意欲と能力の豊かな人物にバトンを託すると言いながら、一方で”当分の間粘り強い舵取りも必要であります”と自身のかげをちらつかせています。また、第3項目では、遷都1300年記念事業をことさらに取り上げて、退任後も、引き続き記念事業協会の一メンバーとして専念・協力していきたいと未練を顕わにしています。
 「なにかあったのですか」という県民の疑問の背景があります。福島・和歌山・宮崎で官製談合が暴露され知事の逮捕や辞任が報道されています。清廉潔癖を標榜してきた柿本知事です。まさかのことはないと信じたいのですが・・・。

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